2025年10月16日に当協会ホールにて、2025年度第3回職場の健康達人講座を開催いたしました。テーマは「検査がわかる！　肺がんについて　～肺がんの早期発見のために～」とし、当協会の診療放射線技師　後藤淳也が講師を務めました。

今回は、肺がんの危険因子や肺がんの統計などの肺がんについてのお話や、肺がんを見つけるための検査、当協会の精度管理への取り組みについての内容でした。喫煙や受動喫煙をすると肺がんのリスクは高くなりますが、喫煙をしていなくても肺がんになる可能性はあり、年齢別の肺がん罹患数では、40代から徐々に増加していきます。また、肺がんの初期症状は他の病気でも見られることがあり、進行してから発覚することも少なくありません。自覚症状がなくても定期的に肺がん検診を受診し、早期発見・早期治療をしていくことが重要とのことでした。

ご聴講いたただいた皆様からは「肺がんと喫煙の関係やX線検査とCT検査の違いがよくわかった」「ぜひCT検査を受けてみたいと思った」「X線写真とCT写真の病気の見え方の違いがわかりやすかった」などの感想をいただきました。

次回の職場の健康達人講座の開催は2025年12月11日（木）「臓器がわかる　腎臓の働きから病気まで」です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。